その壁の上から 差し延べられた美しい手に
私は見向きもしなかった
その手の影には あまりにも何も見えない
そして私はひどく落胆した
そこに縋り付いたなら もっと強く押し潰される
この背中から 全てを下ろしたくとも
私に積もった鉛が動かない
研ぎ澄まされてく思いが膨らみすぎて
どこへ叫べばいい? どこへ叫べばいい?
その壁から下りて 流れ落ちた美しい涙に
私も不思議と涙した
何にもわからないのに 感じ合えるものが見えた
たしかにそこに存在した
わからなくてもいい 心がいまここにあるから
この背中に 全てを背負ったままでも
歩ける勇気が 力が欲しかった
研ぎ澄まされてく思いを 解き放って
どうか光へと どうか光へと